2004年１０月

1日	寝る前、電気通信主任技術者の正答発表があるのを思い出した。法規４２点はまあ予想通り。設備は６２点で、どうも通ったみたい。勉強もしていないのに、なんか申し訳ない気持ち。次回は法規をとらねばなりません。ついでに線路の方も受けようかしらんと、甘い考え。
3日	パリーグのプレーオフを見に西武ドームへ行く。ビールを飲むには寒すぎる。カブレラの打球は速かった。ショート上空で加速するような、そんな速さでレフトスタンドに飛んでいった。あれだけでも、見に来たかいがある。ライオンズが勝ったので、子どもはご満悦。
5日	あさってから韓国セミナーで、大勢出かけてしまうから、木金は静かに仕事ができると思っていた。午後７時になって、事業部長が「中川君は行かないの？行った方がいいよ。サポートはなんとかなるだろ？」旅行代理店に電話したら、大韓航空なら何とかとれるけど、他の人と同じ便はとれない。遅く出かけて、遅く帰ることになる。セミナー会場のホテルは宿泊予約がとれないという。ホテルのサイトでもだめ。インターネットの某サイトでは予約ＯＫと出るが、不安。それでも、午後１１時に「突然ですが、行きます」というメールを関係者に送る。
6日	北陸地方へ出張。飛行機に乗っている時に、昨晩のサイトから自宅あてに電話があった。会場のホテルはとれないが、現代ホテルなら予約できるという。それでもいいと返事してお金を振り込む。夕方、サムスンから会場のホテルを予約できると言われたが、変更しないことにした。
7日	成田空港に１１時着。ツアーのカウンターで航空券を受け取り、13時55分の飛行機に乗る。釜山には16時過ぎに到着。駐機場から空港ビルまでとことこと１００ｍほど歩く。慶州まではリムジンバスがあるという。空港の表示のバス停を探すけど、見つからない。となりにとまっているバスの運転手が（どこにいくの？）と英語で聞くので、「キョンジュ」と言うと、自分のバスを指さす。たしかに「Kimhae Airport →Gyeongju →Pohang」と書いてあった。約１時間で慶州のバスターミナルに着く。帰りの出発場所を探そうと、うろうろするが見つからない。あきらめてタクシーに乗る。ホテルの名前を言うと、運転手が何か話しかけるが、わからない。むこうもあきらめた様子。変なところに行かなければいいけれどと心配したが、ちゃんと現代ホテルに到着した。荷物を部屋に置いて、会場のホテルまでタクシー。会場では、プレゼンテーションの最後のパート。担当のＵさんの説明があやしくなり、頭が痛い。プレゼンテーション後のパーティで、お客さんに挨拶をする。「あれ、来てたんですか？」「２日前に決まったんです」というやりとりを繰り返す。その後、となりのホテルのカジノで５千円ほど失う。なぜか１１時から２時までミーティング。
8日	午前中、工場見学の途中から引き返し、サムスンと打ち合わせ。夕食の時間でも未決定事項が残り、明日の朝に持ち越す。夕食後、皆２次会に出かけたが、担当がないのをいいことにホテルに戻り眠る。ＢＳで台風が関東に近づいているの見る。
9日	朝７時からサムスンと打ち合わせ。８時２０分に終わる。８時半すぎにほかの人たちがバスに乗って釜山に向かうのを見送った。サムスンの人たちに「仏国寺」に行くと言って、タクシーに乗る。タクシーの運転手に「ブルグクサ」と言ったら、理解してくれた。韓国語を話せない人間が行きたがるところなんて限られているから、わかっただけだと思うけど。仏国寺　日本のお寺とよく似ている。同じものをつくろうと日本人が努力したのだろう。むかしの日本人の苦労を思った。熱心に祈っている人を見て、少し安心。韓国では仏教徒が少ないと聞いたことがあったので。民族工芸村新羅窯でろくろを回していた、人の良さそうなおじさんは陶芸名匠の称号を持つ名工だという。得意分野ではないと言うが、抹茶碗と水差しを買う。韓国で焼物を買うのが長年の夢だったので満足。合計６０万ウォン。博物館　仏教美術を見る。慶州のシンボルになっている笑顔がなんともよかった。むかしの名もない職人がつくったのだと思い、感動。それにひきかえ、レプリカの劣悪なことに涙が出そうになる。バスターミナル　高速バス乗り場は、降車場と別だということを知る。まんじゅうを買っているうちにバスが行ってしまった。次のバスを待つ間に、大韓航空に電話したら、台風のために出発が明日の朝になると言う。６時にカウンターに来いと言うので、釜山で泊まるしかない。確認の意味もあり、釜山の空港に向かう。釜山（金海空港）　電話では７時発と言っていたが、７時２０分発が正しいらしい。ホテルの紹介所はないかと聞いたら、大韓航空が紹介してくれるという。３時４０分にバスがくるというので、そこにする。大韓航空の職員が泊まるところらしい。「電話で聞いたら、予定通り飛ぶと言われた」と怒っている人がいた。釜山（ホテル）　沙上区らしいが、ワゴン車で連れてこられたので、どこなのかよくわからない。日本語でご飯を食べられそうなところが見つからず、ファミリーマートでマッコリとおにぎりを買う。ＢＳで見ると、関東地方は台風直撃で大変なことになっている。着陸予定時刻には千葉県に台風の中心がいた。明日の子どもの運動会は延期になったという。
10日	ホテルを６時発。予定通りに飛行機が飛ぶ。１２時に家に着く。
11日	今日も運動会は中止。
13日	１６日付の組織変更が発表される。ケーブルモデムのサポート部隊は子会社に出向となるが、場所が変わるわけでもないので、たいした変化はない。しかし、受け入れ先の部長に電話したら、「１６日とは聞いてなかった、１１月じゃないの？」要するに路頭に迷ったらしい。
14日	別棟に引っ越すための荷造りをする。整理をしているうちに面倒になり、どんどんとものを捨ててしまうことにした。もともと自分ではファイルを持たないことにしているので、そう言う意味ではずいぶん楽だと思う。
16日	親から電話があり、伯母が入院したという。見舞いに何を持って行けばよいか、よくわからない。
18日	新棟で朝礼をするから８時５０分までに来いと言われていた。慣れないことをしたものだから、家に財布を忘れた。仕方ないので、部下のＳさんに１０００円を借りる。昼食３００円。缶コーヒー１００円。
19日	子どもが修学旅行に出かける。そば屋でビールを飲む。家に帰っていつもと同じように夕食をとったら、おなかをこわした。
20日	台風。いつもより早く家に帰る。
21日	韓国から技術者が来ることになる。突然、来週と言うから、準備がたいへん。部内異動になるＨ氏の引き継ぎのため、打ち合わせをする。「仕事が変わるのだから、もうしたくない」と言いだすので、まいった。今に始まったことではないが。１年分の仕事が２時間で引き継げてしまうと言うのも、異例のことだと思う。
22日	出向先のシスコムで打ち合わせ。Ｄ氏は、遅れてきた。埼京線で線路陥没があったらしく、帰りの電車が遅れる。
24日	韓国に技術者を迎えに成田空港に行く。勘違いで第２ターミナルに行ってしまったが、「第１ターミナルで待っている」と電話があった。熊谷は国体のためホテルがとれず、高崎泊。芸がないと思いつつ、焼肉屋で夕食。でも、焼肉屋なら韓国人が自分のペースで進めるから、楽ですね。生唐辛子がないのが不満そうだったけど。
25日	高崎から熊谷へ。夕方広島へ移動。６ｍ＆Ｄｏｗｎコンテストの結果が発表になった。関東５位だけど、まあこんなものでしょう。上位に入る人が多くなったのはよろこばしいこと。ただ、２位がＪＭ１ＴＵＹというのはちょっと気になる。
26日	２１時の便で福岡空港から羽田へ帰る。帰宅は２４時。
27日	雑用により帰宅は２５時。
28日	サムスンの技術者が韓国へ帰る。今回、彼らは地震まで経験した。英語で議論は疲れた。あいてもブロークンだからいいのだけれど。本日も帰宅は２５時。電気通信主任技術者の合格通知が届く。が、開けない。むりやりはがしたら、予想通り設備管理の科目合格。あとは法規だけ。
29日	面接を今日中に終了すべしと言われ、あわてる。報告書３通、雑用を積み残し、休日出勤を覚悟して、帰宅２３時。ラボ試験合格。
30日	疲れ果てて眠る。
31日	昼から休日出勤。夕食の時、子どもに「沖縄に行ったときのタクシーの運転手さんの名前は」と聞かれ、不覚をとる。答えは宮城正明さん。記憶力の衰えを感じるとともに、ばかな息子を持ったことにあきれ果てる。いるんだ世の中には、こういうふうに記憶力をむだ遣いするやつが。自分も若い頃はそうだったけれど。ヘネシー・ナジーナを落札する。京都の都ホテルで飲んだとき、「ごめんなさい。負けました。」と思った。なくなってしまうのは残念。