電話級アマチュア無線技士(現在は4級)
小学校から中学校に入る春休みに受験しました。当時は栃木県から東京に出てくるだけで一大冒険でした。自信はなかったのですが、幸いにも一度で合格しました。中3の年末にJI1ACIというコールを取得しました。

電信級アマチュア無線技士(現在は3級)
大学に入った年の10月に受験。たかをくくっていたら、電気通信術の途中でわけが分からなくなり不合格を確信しました。でも、どういうわけか合格。

第2級アマチュア無線技士
大学2年の春に受験。電信級をとってから多少はCWで交信していたこともあり、電信に問題ありませんでした。学科の方は、既出問題と答えを全部覚えていったので、かんぺき。新問題もあったのですが、満点を取れたはずです。

第1級アマチュア無線技士
和文のモールス符号はどうしても覚える気になれないため、「和文がなくなったら1アマをとってやる」とほざいていたものです。
1996年4月の試験からついに1アマの試験から和文電信がなくなり、私にも1アマがとれるようになりました。長年勝手なことを言い続けてきたので、ここでとらねば男がすたるという事情もありました。
10年近く電信での交信からはなれていたため、電信の受信でつまづきました。(こんなはずではなかった....)それでもあきらめず学科も受けて帰ってきたのですが、不思議なことに合格しました。
1アマの無線工学は、電磁気学の公式が出たりしてみなさん苦労されているようです。受験の準備をしていて気づいたのは、公式を暗記する必要などまったくないということでした。四者択一の選択肢のうち物理的な次元(ディメンション)が正しいものは一つだけですから次元だけを考えれば答えはわかります。親切なことに、すべての記号には単位が記入されているので、それを覚える必要もありません。

アメリカの免許
2アマ取得後、「Wの免許ならいつでもとってやる、和文がないからね」とほざいていました。日本でも受験できるようになったこと、渡米する機会が増えたことから、アメリカの免許を取ろうと考えました。どうせとるならエクストラ。
受験はJE1CKAほかのVEの方々にお世話になりました。三鷹公会堂で午後1時から始まって、最初は電信(1C)の試験。5分間の模擬交信を受信して質問に答える方法です。1分間連続して完全に受信できた部分があれば合格ですが、私はもう少しのところで合格ラインに達しませんでした。次に10問の質問に答えるのですが、受信できたところから問題が出たので何とか合格しました。1Cに合格すれば、毎分45字の1B、毎分25字の1Aは受験する必要がありません。
学科は、ノビス用からはじまってエクストラ用まで5つの試験に分かれています。エクストラを取得するにはすべてに合格しなければなりません。電信の試験が終わったのが2時くらいですから、タイムリミットの5時までに5つの試験を受けるわけですが、これはなかなかにきついものがあります。エクストラ用の4Bまで解答を終えたのは4時半くらいでしたから、2時間半(実質2時間)で195問の問題を解いたことになります。(つかれたー)
なんとか、すべてに合格してエクストラの免許が取れることになりました。夕方遅くまでつきあってくださったVEの方々に感謝いたします。
(免許制度改正により、電信は毎分25字のみ、学科は3つのエレメントのみに変更されたようです)
(さらにその後の改正で、電信の聞き取りテストははなくなりました)

第2級陸上無線技術士
アマチュアの免許を取り尽くしてしまったから、というわけでもありません。ちょっとした気の迷いで2陸技の受験申請をしました。ところが、試験日がケーブルテレビショーと完全に重なっていたのです。年に一度のお祭りを欠席するわけにも行かないので、受験をあきらめました。どちらも会場は国際展示場でしたから、科目受験くらいはできたのかも知れません。(2003年7月)

第1級陸上無線技術士
もう一度、2陸技の申請をしようと思ったのですが、考えてみたら、2陸技、1陸技と2つ受けるのも面倒です。1陸技を受けることにしました。(我ながら無謀なものです)
申請書を出したまま放置、1週間前に過去問を解いてみて呆然としました。楽勝と思っていた法規が合格ラインぎりぎりなのです。一発合格など期待はしていませんでしたが、このままでは全部不合格。全部落ちたら気持ちが萎えるだろうと、朝夕の電車の中で問題集を見ることにしました。
受けてみたら、法規はなんとか。無線工学Aはまずまず。無線工学の基礎は、2点差で合格。無線工学Bはめためたの不合格でした。(2004年1月)

2度目のチャレンジは半年後。無線工学Bの1科目だけですが、試験に気づいたのは3日前。あわてて一夜漬けを始めました。前回より受験する科目数が少ないので、一夜漬けの効率は4倍。公式を7〜8個はよけいに覚えたでしょうか?
自己採点では、83点の合格(合格ラインは75点)。1陸技受験のモットーは「最小の努力による資格取得」でしたから、目的達成です。マークミスもなかったようで、無事に合格しました。(2004年7月)
むかし、「1通1技」というのはあこがれの資格でした。1技を持っているという先輩がまぶしく見えたものです。自分が合格してみれば、あっけないというか、1技の価値が下がったというか。アマチュアを30年も続けていると、雑学と一夜漬けで合格するものなのですね。しかし、この資格を生かすことはないのは、少し複雑な気持ちがします。 ⇒後日談へ

受験期
科目
点数/満点
合格点
2004年1月
法規
67/100
60
無線工学の基礎
77/125
75
無線工学A
97/125
75
無線工学B
55/125
75
2004年7月
無線工学B
83/125
75

こうしてみると、まったくぎりぎりですね。ちっとも自慢になりません。

あとは、通信士系の試験を受けるかどうか。無線工学はすべて免除になるので、和文電信を覚えれば1総通も夢ではありません。1海通は射程範囲内だと思いますが、躊躇しています。使うことはなさそうなので。

後日談(2006年)
どういう風の吹き回しか、会社で無線のシステムインテグレーションのプロジェクトが発足することになりました。資格を持っているのは私だけなので、プロジェクト長ということに。一技はただの冗談でとったわけで、仕事に使うつもりはなかったので、ちょっと複雑な気持ちです。
電線会社が無線を始めるというので、冗談だと思った人も多かったかもしれません。来る人来る人ほぼ全員が、「どうせおまえらは無線を知らないだろう」という顔をするのがしゃくに障り、名刺に「第一級陸上無線技術士」と刷り込んだところ、そういうことはなくなりました。一技の名刺を出すと、電監でも扱いが変わりました。